『エルデンリング』三本指とは

エルデンリング

はじめに

フロムソフトウェアによって開発されたアクションRPG『 エルデンリング( ELDEN RING)』

この ゲームはフロムソフトウェアからストーリーについてあえて多くは語られておらず、

『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの詳細については ゲーム内で得られる断片的な情報から考察するしかありません。そこがまたこのゲームの面白さでもあります。

とはいえ、 ゲームの世界観を考察するのが苦手な方もいると思いますので、当ブログではキャラクターや世界観についての解説記事を投稿しています。

今回は二本指のライバル「三本指」についての解説です。※本記事はネタバレを含みます

三本指とは

「三本指」とは、「二本指」や「大いなる意志」とは異なる思想を持った存在です。

親指、人差し指、中指の三本の指が黄色い炎で焼け爛れたような姿をしており、

「王都ローデイル」の地下、「忌み棄ての大聖堂」の閉ざされた扉の奥にいます。

DLCでは「指の母、メーテール」が「大いなる意志」の娘にして「二本指」の母であることが明らかになりますが、「三本指」を産んだという記述は無いため、隠し子なのか突然変異なのかは分かりません。

三本指の目的

そんな三本指ですが、どのような思想を抱いているのでしょうか。

以下、三本指の言葉です。(この言葉は「ハイータ」という盲目女性のイベントを進めると彼女の口から聞くことが出来ます。)

…すべては、大きなひとつから、分かたれた
分かたれ、産まれ、心を持った
けれどそれは、大いなる意志の過ちだった
苦痛、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみ
それらはみな、過ちにより生じた
だから、戻さなくてはならない
混沌の黄色い火で、何もかもを焼き溶かし
すべてを、大きなひとつに…

 三本指

三本指の言葉には「すべては、大きなひとつから、分かたれた」とありますが、「大きなひとつ」とは「生命の始まり」を意味しており、それは「星」なのではないかと私は考えています。

「影の地」にいる「大司祭、ユミル」はこう語っています。

人は皆、かつて彼方の爆発から生まれた、星屑なのです

我々もまた、大いなる意志の、子供たちなのですよ

 大司祭、ユミル

このことを踏まえて解釈すると、

大いなる意志のもと、星の爆発によって生命たちは誕生した。

しかし、複数の生命があることによって

苦痛、絶望、そして呪い。あらゆる罪と苦しみが生じた

それは大いなる意志の過ちである。

混沌の黄色い火で、何もかもを焼き溶かし

全てを大きな一つに戻さなければならない

このような意味だと思います。

要するに三本指は、生命が複数ある状態のせいで、お互いのことを苦しめ合うのではないかと考えており、全てを燃やし尽くしてリセットしようとしているのです。

主人公である褪せ人は全ての防具を脱いだ状態で閉ざされた門の奥に行き、三本指に見えることで「狂い火」を受領することが出来ます。

その場合、メリナとは完全に敵対関係となってしまい。主人公の元から消えてしまいます。

その状態でエンディングを迎えると「狂い火の王」となり全てを燃やしつくす存在となります。

まとめ

「狂い火の王」というと「狂い火の王、ミドラー」が思いつくのですが、彼の火は主人公が「狂い火の王」となった時と比べると弱いようにかんじます。「狂い火」にも適正があるのかもしれません。主人公はどんな王にでもなれる才能の持ち主ですね。

当ブログでは他にも『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの解説を投稿しています。

是非、他の記事もご照覧あれ!

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