はじめに
フロムソフトウェアによって開発されたアクションRPG『 エルデンリング( ELDEN RING)』
この ゲームはフロムソフトウェアからストーリーについてあえて多くは語られておらず、
『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの詳細については ゲーム内で得られる断片的な情報から考察するしかありません。そこがまたこのゲームの面白さでもあります。
とはいえ、 ゲームの世界観を考察するのが苦手な方もいると思いますので、当ブログではキャラクターや世界観についての解説記事を投稿しています。
今回はDLC『Shadow of the Erdtree』に登場する「影の城」のボス、「串刺し公、メスメル」について解説します。
串刺し公、メスメルの背景
「串刺し公、メスメル」は「女王マリカ」の子です。
しかし、「女王マリカ」と誰の間に生まれた子かは作中では語られておらず、判明していません。
作中のテキストによると、メスメルの身体には邪な蛇が蠢いており、「女王マリカ」はメスメルの瞳を「封印の祝福」というものに入れ替えることで蛇の力を抑えていたようです。
「狭間の地」では「蛇は邪悪な存在」と嫌われていました。「火山館」の「冒涜の君主、ライカード」のようなイメージだと思ってください。
また、メスメルは火を操る力も持っていました。「黄金律」にとって、火は「黄金樹」を燃やすものであるとして嫌われた魔法でした。
以上のことから「女王マリカ」は蛇の力と火を操る力を持つメスメルを「狭間の地」から遠ざけたいと思っていたようです。
「女王マリカ」は「影の地」の「角人」に恨みがあり、復讐を考えていました。
そこで、メスメルに「影の地」の粛清を命ずると銘打って、「影の地」の存在と共にメスメルを隠すことにしました。
メスメル自身もその事実を分っていたようです。分かっていながら、その命に従います。
女王ではなく、母マリカとしての頼みだと信じていたのでしょう。
メスメルは「影の地」を赤い炎で埋め尽くし、「角人」に対し粛清を行いました。
大きな戦果を上げましたが、彼は「狭間の地」に凱旋することは許されませんでした。
主人公がメスメルを打ち倒すと、「母よ、マリカよ…私は、呪う、貴方を…」と言い残します。母の愛を信じてなお、最後まで報われなかったことによる発言だと私は思いました。
メスメルの人間関係
メスメルは嫌われ役を買って出た一方で、彼を慕う人も多くいました。
「狭間の地」から「影の地」に向かう際、多くの兵が彼に付き従ったのです。
元カーリア王家の「レラーナ」や、しろがね人の「ガイウス」などが代表的ですね。
「ラダーン」の兄貴分でもあったようです。
また、常に左目を瞑っている点や、火を操る点、イニシャルが「M」である点から「メリナ」とは兄妹である可能性が高いと噂されています。
まとめ
メスメルは「影の地」で粛清を行い、多くの「角人」の命を奪いました。恨まれるのはしょうがないとは思いますが、メスメル自身も可哀そうな立場の人物だと思います。
角人、マリカ、メスメル、「影の地」では複雑な怨みが入り混じっていますね。
当ブログでは他にも『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの解説を投稿しています。
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