『エルデンリング』冒涜の君主、ライカードとは?

エルデンリング

はじめに

『エルデンリング』は、フロムソフトウェアによって開発されたアクションRPGです。

このゲームはフロムソフトウェアからストーリーについてあえて多くは語られておらず、『エルデンリング』の世界観やキャラクターの詳細についてゲーム内で得られる断片的な情報から考察するしかなく、そこがまたこのゲームの面白さでもあります。

とはいえ、ゲームの世界観を考察するのが苦手な方もいると思いますので、当ブログではキャラクターや世界観についての解説記事を投稿しています。

今回はゲルミアにある火山館の主、「冒涜の君主、ライカード」についての解説を行います。

※本記事はキャラクターの性質上、物語における重要なネタバレを含みます。

冒涜の君主、ライカードの背景

ライカードは「満月の女王レナラ」と「黄金律ラダゴン」の間に生まれたデミゴッドで、兄妹には「星砕きのラダーン」「魔女ラニ」がいます。

母親である「レナラ」に似て魔術の才能があり、溶岩を操る古い呪術を魔術で再現することに成功しており、輝かしい功績をもっています。

また、兄妹の仲は良かったようで、火山館には「ラダーン」の肖像画が確認できます。

ライカード本人の自画像も火山館にあり、当時は威厳ある姿だったようです。

冒涜の君主

すでにゲーム内でライカードと会ったことのある褪せ人は知っているでしょうが、現在のライカードの姿は肖像画からかなりの変貌ぶりを遂げています。

ではなぜそうなってしまったのかを話していきます。

ライカードはかねてより「黄金律」に対して不満があったようで、ラニが企てたゴッドウィンを暗殺する「陰謀の夜」に加担しました。

その後、「女王マリカ」によって「エルデンリング」が砕かれ、その破片はデミゴッドたちに分け与えられました。

ライカードはデミゴッドたちが「エルデンリング」から分け与えられた力(大ルーン)を漁り争う浅ましい生き様を「大いなる意志」に強要されることに憤り、「黄金樹」と「大いなる意志」に尊厳の反旗を翻すことを決意したのです。

神を殺すことにしたライカードですが、自身も大ルーンをその身に宿したデミゴッド、つまり神の一人でした。

ライカードは最初に自身を殺すことにします。しかし神殺しの野望は捨てたくなかった。

そこでゲルミア火山に巣食う大蛇「冒涜の蛇」に自身を大ルーンごと喰らわせ、大蛇と一体化して怪物のような姿になってしまいます。いや、怪物になったのです。

その後は「神を喰らう大蛇」となるべく、強者たちを貪り喰い、腹の中で血を同じくする「家族」として大きくなっていきます。

「黄金律」にとって、「黄金樹」によって死んでも戻ってくるはずの命がライカードに喰われることによって阻まれるのは生に対する冒涜に他なりません。

ライカードは完全に「黄金律」と対峙する存在となったのです。

まとめ

「黄金律」に対して不満をもち、「黄金律」以外の道を選ぶデミゴッドは多くいます。

ライカードはその中でも「全ての神を喰らう」という飛びぬけて危険な思想の持ち主です。

もしもあなたが「黄金樹」の導きに背いてでも神のいない世界を望むのであれば、火山館の一員として「黄金樹」の勢力を弱らせるため、「褪せ人」狩りに従事してください。

当ブログでは他にも『エルデンリング』の世界観やキャラクターの解説を投稿しています。

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