はじめに
フロムソフトウェアによって開発されたアクションRPG『 エルデンリング( ELDEN RING)』
この ゲームはフロムソフトウェアからストーリーについてあえて多くは語られておらず、
『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの詳細については ゲーム内で得られる断片的な情報から考察するしかありません。そこがまたこのゲームの面白さでもあります。
とはいえ、 ゲームの世界観を考察するのが苦手な方もいると思いますので、当ブログではキャラクターや世界観についての解説記事を投稿しています。
今回はDLCの『Shadow of the Erdtree』に登場するボス「指の母、メーテール」についての解説です。
指の母、メーテールとは
まずはメーテールを撃破後に貰える「指の母の追憶」のテキストを一部紹介します。
ー「指の母の追憶」より
全ての二本指、そしてユビムシの母は
大いなる意志の輝ける娘にして
狭間に落ちた、最初の流星であった
このことから、メーテールは「大いなる意志」の次に上位の存在であり、全ての「二本指」と「ユビムシ」の生みの親であることが分かります。
ところで「二本指」と対立関係にある「三本指」も産んだかどうかは明らかになっていません。
メーテールは壊れている
メーテールは「二本指」の母なので、もちろん「大いなる意志」からの通信を受けとる力がありました。
ところが、いつの日かメーテールは壊れ、「大いなる意志」からの通信を受信できなくなっていました。
「エルデンリング」が破壊され、「粉砕戦争」によって大いなる意志が「狭間の地」を見棄てたことがメーテールを壊れさせたのか、もしくはそれ以前からメーテールが壊れていたのかは分かりません。
「マヌス・メテルの大教会」にいる「大司祭ユミル卿」の話によると、『母であるメーテールが壊れているから、そこから生まれた「二本指」も壊れている』そうです。
確かに本編の終盤では、「二本指」が予測不可能な事態に陥った際に「大いなる意志」と通信できず直立不動になってしまいます。
つまり「二本指」は「大いなる意志」と通信できないオフライン状態で「褪せ人」を導いていたことになります。
これにより少なくとも「二本指」の言うことは、「大いなる意志」の今の声ではないことになり、そんな声に真面目に従う意味があるのかという疑念が湧きますね。
まとめ
メーテールはすでに壊れており「大いなる意志」と交信はできませんが、「二本指」に指示を出していたのはメーテールではなく、あくまで「大いなる意志」だったと思われます。
そのため全ての元凶がメーテールにある訳ではなさそうです。
「ユミル卿」は自分の目的(メーテールに代わって指の母になる)のためにメーテールを悪者にして主人公に倒してもらおうとしているようです。
とはいえ「ユミル卿」や「メーテール」との一件でオフライン状態だと判明した「二本指」の掲げる「黄金律の修復」を全うするかどうかは主人公に委ねられています。
そのまま素直に「黄金律の修復」を進めるのも手ですし、他の派閥になるのも手ですね。
当ブログでは他にも『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの解説を投稿しています。
ぜひ他の記事もご照覧あれ!