『エルデンリング』 狂い火の王、ミドラーとは

エルデンリング

はじめに

フロムソフトウェアによって開発されたアクションRPG『 エルデンリング( ELDEN RING)』

この ゲームはフロムソフトウェアからストーリーについてあえて多くは語られておらず、

『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの詳細については ゲーム内で得られる断片的な情報から考察するしかありません。そこがまたこのゲームの面白さでもあります。

とはいえ、 ゲームの世界観を考察するのが苦手な方もいると思いますので、当ブログではキャラクターや世界観についての解説記事を投稿しています。

今回はDLCの『Shadow of the Erdtree』に登場するボス「狂い火の王、ミドラー」についての解説です。※本記事はネタバレを含みます

狂い火とは

まず、ミドラーを語る上で外せない「狂い火」についてお話します。

「狂い火」とは、一言で表すなら全てを焼き溶かす火の力です。

物理的な物体のみならず、魂や霊すらも焼き溶かすことが出来ます。

この力は、「エルデンリング」の世界では禁忌とされています。

「エルデンリング」の世界では「黄金律」によって生命は死ぬことがありません。

ところが、「狂い火」はそんな生命すら「無」にしてしまうのです。

「黄金律」のある世界での「死」はあってはならないことであり、「死」をもたらす「狂い火」はとんでもない大罪の象徴でした。

狂い火の王、ミドラーとは

「狂い火の王、ミドラー」は、「奈落の森」の奥「ミドラーの館」の主です。

かつては「賢者ミドラー」と呼ばれ、「角人」とは同胞とも言える仲でした。

ところがミドラーはあるとき禁忌の力「狂い火」を受領します。

誰から受領したかは謎ですが、「狂い火」を受領した理由として「影の地」では「蠅の病(はえのやまい)」という非常に強い苦痛が伴いながら最終的にハエのような姿になってしまう病気があり、かつて「賢者」と呼ばれていたミドラーはその苦しみから解放してあげるために全てを燃やし溶かす「狂い火」を受領したのではないかと考えられます。

「狂い火」は「影の地」の角人達の間でも禁忌とされていました。

ミドラーは角人の「責問官(せきもんかん)」より、最高の劫罰(ごうばつ)を受けることになりました。

その内容は、「劫罰の大剣」という逆棘(かえり)のついた黄金の大剣を刺されるというものです。

この大剣は体に刺さると内側から沢山の逆棘が突き出し、耐え難い苦痛を与えます。

そんな中、妻である「ナナヤ」からは「耐えてください」と言われ、その言葉に縋り続けて終わらない苦痛に耐え続けていました。

狂い火の王の追憶 (アイテム)

影樹に刻まれた
狂い火の王、ミドラーの追憶

指読みにより、主の力を得ることができる
また、使用により莫大なルーンを得ることもできる

黄金の逆棘のもたらす、永遠の苦痛の中で
ミドラーは、ナナヤの言葉に縋っていた

耐えてください

それは、呪いの言葉であった

ところが、主人公こと「褪せ人」が興味本位で館にやってきて、ミドラーを痛めつけます。

ボコボコにされたミドラーはあっけなく耐えることを辞めます。

…もう

もう、いいだろう…

…許しておくれ、ナナヤ

 狂い火の王、ミドラー

ミドラーは自身の頭ごと「劫罰の大剣」を引っこ抜き、無くなった頭には大きな炎を宿した姿となり覚醒します。

その後、激闘の末に「褪せ人」にやられてしまうのでした。

まとめ

頭から逆棘のついた大剣を刺されたミドラー、私なら「耐えてください」と言われても耐えられる自信がありません。妻のナナヤも中々ひどいことを言いますね。

当ブログでは他にも『 エルデンリング』の世界観やキャラクターの解説を投稿しています。

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