『エルデンリング』のストーリーは単純ではなく、考察が必要なものが多いです。
ゲームを始めてすぐに、私たち主人公が「褪せ人」(あせびと)であることは分かると思います。
しかし、「褪せ人」とは何なのか疑問に思う方も多いでしょう。
そこで今回は「褪せ人」について詳しく解説していこうと思います。
本作特有の用語が飛び交いますが、それぞれの用語については今後別の記事にしていく予定なのでご了承ください。
「褪せ人」とは
結論から話しますが、
「褪せ人」とは、瞳に宿る黄金の光が色褪せて「祝福」を失い、「狭間の地」より追放されてしまった人々やその子孫のことを言います。「追放者」達なのです。
ところが女王マリカの子孫である「デミゴット」達による激しい争い(粉砕戦争)の後、「大いなる意志」によって再度祝福をもたらされ、褪せ人達は再び「狭間の地」に呼び戻されることになります。
「祝福あるならもう褪せ人じゃないじゃん」と思うでしょうけど、そういった経緯のある人々のことを現在も「褪せ人」と呼び続けているのです。
次の章からは、NPCなどの一般的な「褪せ人」と、主人公である「褪せ人」の特徴について語っていきます。
一般的な「褪せ人」
「祝福」を与えられた「褪せ人」は死なないという特徴があります。
死ぬような出来事が起きても特定の場所で元気な姿で復活するのです。祝福のせいで「死ねない」というのが正しいのかもしれません。「不死の呪い」という捉え方もできますね。
そのような力を持ち「狭間の地」に呼び戻されたばかりの当時の「褪せ人」たちは「大いなる意志」から与えられた「目的」を成し遂げるべく奔走していました。
「褪せ人」の傍らには「指読みの巫女」がいて、「大いなる意志」の言葉は「指読みの巫女」を通して「褪せ人」に伝えられました。
しかし、「大いなる意志」から与えられた「目的」を達成する者は現れないまま時は流れます・・・
主人公が「狭間の地」を訪れた現在では当初の勢いは影を潜め、そのほとんどが「目的」を忘れ「祝福」による導きも見えない状態となっていました。
残念ながら「大いなる意志」には強制的に「褪せ人」を操作する力はなく、「祝福の導き」こそあれど最終的な行動は「褪せ人」達の自由意思に任せていたからです。
当初の「目的」を忘れた褪せ人の中には「大いなる意志」に反旗を翻し、同胞狩りを行う者も現れるほどに、「狭間の地」は廃れた「褪せ人」達ばかりになってしまいました。
主人公である「褪せ人」の特徴
主人公も「褪せ人」ではあるが、他の「褪せ人」とは少し違うようです。
性別がないという点。
ゲームを始める際、キャラクタークリエイトが出来ますよね。
その際に他のゲームでは男女の選択肢が出ると思うのですが、この主人公は「タイプA」「タイプB」という選択肢になります。近年のLGBTQに配慮する流れから来た説もあるのかもしれませんが、これには「デミゴッド」の一人であり、性別のあやふやな「ミケラ」の特徴と似ています。
さらには作中の特定の場所で「化粧」という名のキャラクタークリエイトのやり直しが何度でもできてしまうのです。化粧なのに外見のみならず「タイプA」「タイプB」も変更可能という点が、性別がない証拠だと思います。
霊馬トレントに懐かれている
二つ目の特徴は「トレント」という霊馬に懐かれていることです。
数ある「褪せ人」の中から倒れている主人公に興味を示し、序盤で「霊馬の指笛」というアイテムを取得後はまるで昔からの仲であるかのように主人公の意のままに騎乗が可能です。
この「トレント」には「メリナ」の前にも主がいたようで、その主の面影を主人公に感じたのではないかと思われます。
↑の画像を見ると、「トレント」と「ミケラ」が描かれているように思います。
このことからも主人公と「ミケラ」になんらかの繋がりがあると考察できますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「褪せ人」についてはこの他にも様々な謎が隠されていますが、「褪せ人」が何なのかは分かったと思います。
「褪せ人」に関する考察をもっと楽しみたい方は、「狭間の地」を隅々まで探検してみてくださいね!